保健師の転職

保健師が転職を考える理由は、大きく分けて以下の通りとなります。

• ・臨床の経験を活かし、予防医学に携わりたい
• ・産業保健分野である企業や健康保険組合の保健師として活躍したい
• ・ストレス社会の現代で、生活習慣病やメンタルヘルス対応で貢献したい

上記の通り、保健師の転職では、産業保健分野での保健師としてのスキルを高めたいと思う方が増えています。
また、メンタルヘルスも最近では企業のニーズが年々高まっており、これから保健師の活躍の場はますます増えていくことでしょう。

保健師の求人

保健師の求人は、大きく分けて「産業保健」「地域保健」「学校保健」になります。
「産業保健」については、企業や健康保険組合においての健康管理業務を筆頭に、アウトソーシングとして契約先の対個人や企業の方々の健康管理を代行するサービスなど様々な就業先がございます。
求人を探す手段は、「ハローワーク」や「各企業ホームページ」を介すなどがございますが、専門職ということもあり、且つ、採用人数も一名もしくは若干名が殆どですので、「求人情報サイト」「人材紹介・派遣会社」による求人が圧倒的な数を占めております。それ故、一人で探されるよりも、積極的に人材紹介・派遣会社を利用して、条件にあうものを相談しながら、紹介される形が理想的です。
「地域保健」は、人材紹介・派遣会社を介すケースも勿論ございますが、産業保健よりも就職課、ハローワーク、各市町村HPに掲載されている確率は高く、知人からの紹介というケースもございます。
「学校保健」についても、行政保健と同様です。

転職事情

保健師の転職は、特定保健指導が始まった当初は売り手市場でしたが、政権交代などで特定保健指導は縮小傾向、また景気悪化による健康管理室等の経費削減により、求人の数は減り、現在は買い手市場になっています。
この職種は、基本的には日勤帯メインで就業しやすい環境のため、比較的長く続けられることもあり、欠員による募集もあまり多くはありません。
しかし、例えば常勤の保健師の産休期間の代替募集などからポツポツと動きがあるような状況です。
近年は、特に企業内健康管理室などですと、メンタル疾患の対応などが多いため、メンタル対応の経験や、産業カウンセラーなどの資格の保持は歓迎されると言えるでしょう。