保健師の就職
新卒保健師の就職
保健師の就職を就業場所別に見ると、「市町村」が過半数を占め、ほか保健所や介護保険施設、社会福祉施設などとなっており、大多数の保健師は公務員として働いております。
産業保健における新卒募集は圧倒的に少なくなっておりますので、大学の就職課に送られてくる求人票や求人情報サイトを介した情報収集活動が必要となってきます。
新卒保健師の進路
新卒保健師の進路は、各都道府県自治体や病院などになります。
タイミング良く産業保健において新卒募集を行っていれば一番ですが、まずは、自治体や病院などで保健指導の経験をしっかりと積まれていく方が多いようです。
また、保健師としての活躍を目指す為に、あえて、少々遠回りになるかもしれませんが、病院など臨床の現場で看護師として数年経験を積んでから、行く行く保健師として転職される方もいらっしゃいます。
保健師の需給
保健師の転職先として圧倒的な人気を誇る産業保健は、昨今の景気悪化による影響で、求人の数の減少は顕著となっております。
それゆえ、病院や自治体などで経験を積みながら、求人情報の収集をされている方が多いというのが現状です。
しかしながら、過剰な労働や様々なストレスによる健康障害が増加し、生活習慣病やメンタルヘルス対応のニーズは相反して高まっている現状もあります。
また、保健師は、圧倒的に女性の方が多く、産休・育休に伴って生じる求人も往々にしてございます。
採用枠が狭き門ということで倍率は高くなりますが、衛生管理者を申請して取得されたり、産業カウンセラーを習得されるなど、アピールできる部分を増やせば、結果的に希望の求人と巡り合える確率も高まります。
さらに、保健師にパソコンのスキルを求める求人も多いので、その部分における勉強をされることも効果的です。
外資系の企業における募集もありますので、語学に興味がある方は、英語など磨かれておくと、より強力なアピールポイントとなります。
準備の仕方次第では、まだまだ引く手数多の現状と言えるでしょう。