臨床検査技師の転職

臨床検査技師の転職の理由は様々ですが、症例数を求めての転職や、新しい技術を習得されたいと考えられての転職等が多く見られます。また、女性の場合は、結婚や出産等に伴う転職・退職も少なくありません。

＜転職理由＞

• ・現職場での、給与・待遇の不満の為
• ・結婚、出産、介護等、ライフステージの変化の為
• ・オンコール出勤や休日・残業等、QOLの為
• ・新しい技術習得、症例数への不満の為
• ・医療機関の新規開業に伴う、同僚や医師からのヘッドハンティング

臨床検査技師の求人

臨床検査技師の求人を探すツールも、転職先も多々有りますが、希望する転職先によって有効なツールとあまり有効ではないツールがございますので、どういった所に転職したいかを考えながら情報収集していかないと、闇雲に色々な情報が入ってきて、自分にとって有効な情報の精査が出来なくなってしまう事もあります。

＜求人情報の収集＞

• ・求人サイト、病院HP等、ネットに掲載されている求人を探す
• ・人材紹介を利用する
• ・ハローワークを利用する
• ・知人の紹介

転職事情

臨床検査技師の就職難とささやかれ始めて早10年位になりますが、厳しい状況は相変わらずと言えます。就職先の代表でもある病院・診療所では、検体検査の外注を行っている事も多く、生理検査や超音波検査が中心になります。病院での中途採用の場合は、特に超音波検査の経験や超音波検査士の資格保持が優遇される傾向にあり、女性検診に注力している医療機関も増えている為、乳腺や腹部・下腹部等の経験者に絞って募集をかけている事も少なくありません。また、その為に女性が優先して採用される傾向にもあります。
ただし、2次救急3次救急を行うような病院の場合は、当直やオンコールでの緊急検査を行う事もある為、そういった場合に関しては、夜間勤務の対応可能な方を優先的に採用する場合もあります。
病院以外の就業先としては、健診機関、検体受託会社、治験企業、保健所、空港の検疫、食品関係の衛生指導、医療機器メーカーでの営業など多岐に渡りますので、色々な可能性を探り、また活躍されたいフィールドに併せて、超音波検査しや緊急検査士、細胞検査士等の資格を取得される事をおすすめします。どのようなフィールドで活躍されるにしても、対人での業務が多く、正確な仕事ぶりや資格だけでなく、コミュニケーションスキルや接遇、協調性等も重要視されます。