臨床検査技師の就職

新卒臨床検査技師の就職

臨床検査技師の就職は、就職課へ届く求人票や、病院・企業等がHPに掲載している求人、専門誌に掲載されている情報を頼りに、情報収集をしていく事が多いです。
また、インターネットの新卒向け就職サイトや、ハローワークも活用している学生も少なくありません。
その他、学校の先生や先輩・同級生からの紹介や、学生時代にアルバイトしていた医療機関へそのまま就職する等といった、コネクションを活かした就職活動を行う事も可能です。
どのような業種で就業したいかによっても、活動方法は変化すると思いますので、早めにOBや就職課の先生に相談したり、専門誌を使うなどして情報収集をしてから、活動を始めるのが良いでしょう。

新卒臨床検査技師の進路

臨床検査技師を目指す新卒の主な進路は病院です。まずは病院で様々な臨床を積んでから、その他の分野へ転職するキャリアプランが一般的です。
病院と一言で言っても、外来が中心の所や健診での一般撮影が多い所、規模が大きい為に色々な科をローテーションする所、様々ですので、どのような所で働きたいか考えながら就職活動を行っていくのが良いでしょう。
その他の就職先では、健診機関や診療所、企業へ就職する人もいます。健診機関や診療所への就職は全体の1~2割程度、企業へは2割程度というような状況のようです。企業では、検査会社や治験会社へ就職する人が多くなっています。

臨床検査技師の需給

臨床検査技師の需給は、費用削減の中、以前程の待遇は望めなくなってきています。いかに自分の資格に対して付加価値をつけるかが勝負になってきますので、キャリアプランに基づいて超音波検査士や細胞検査士、認定CRC資格等をとられる事をおすすめ致します。
超音波検査(特に、腹部・下腹部・表在)や治験会社の増加に伴い、女性の活躍の場も広がっております。撮影者・相談者が同性であるという安心感が求められている事が背景にあるのですが、それだけではなく、今まで以上に接遇面や人柄等も加味して採用を行っている事も理由の一つにあると思われます。
確かな撮影のスキルだけでなく、患者さんとの丁寧なコミュニケーション、職場の同僚との協調性等も求められる事は多々ありますので、総合的にヒューマンスキルを磨きながらキャリアップをしていく事をオススメ致します。